YASHICA TAFD
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カ−ルツァイスのテッサ−を付けたコンパクトカメラ

発売は1984年(昭和59年)5月。
カ−ルツァイスT*テッサ−35mmF3.5を付けた全自動カメラである。これ以上の説明は必要ないというカメラである。ただ面白いのは、ストロボはポップアップではなくて横にスライドされる仕組みである。あとは撮影の時自動的にレンズカバ−が開いて、撮影が終わると自動的に閉じるというもの。他にシャッタ−ボタンのロックとカバ−が付いた事、、、、結構特徴があったか(笑)。
1983年に京セラに吸収合併されて1年後のカメラである。このカメラはまだヤシカブランドである。しかし正面右下に京セラのマ−クも入っている。何故京セラブランドで発売しなかったかというと、海外ではまだヤシカブランドが強かったというところであろう。

みのかんのTAFD

ジャンクで買ったもの。裏ブタのロックの爪が折れていたのでジャンク。こんなのはすでに簡単にプラスチック加工できる技術を持っていたのですぐに修理した。だいたいこんな大事な場所にプラスチックというはいただけない。まるで壊してくださいと言っているようなものである。このころのコンパクトカメラはプラスチックなので裏ブタの爪、電池室の蓋とかが折れてジャンクになってしまったものが多い。すでに耐久消費材ではなく、壊れたらまた買いましょうという大量消費サイクルの中にカメラも入ってしまっている。もともと耐久性に対応したコストをかける気がないのであろう。
さて、写りはどうだろう。わくわくしながら試写してみたが、ツァイスだから特別にいいという写りでもなかったような気がする。フィルム3本くらいでどうのこうのと言える資格もないのでここは黙っていようと思う(笑)。